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学校や職場などで物を隠す人の心理とは?

【心理状態1】相手への不満を小さく爆発させて欲求不満を解消したい!

何かを隠すという行動は、相手に対しての小さな不満解消の心理が隠されています。学校などでは「隠された方」が先生と面談になりますが、正しくは「隠した方」を特定して心の不満を解消してあげればすぐに解決できます。毎回特定人物の物が隠される場合は、その人に対して抱えている不満であり、不特定多数が対象の場合は、隠した本人が抱えている自分自身の不満であることがほとんどです。また、隠した物を事細かに紐解いてゆくと、何に不満を持っているのかが分かります。

靴(くつ)を隠した人
上履き相手の行動自由を奪いたいという心理が根底にあります。靴を隠すことで行動に制限がかけられますので、活動的な動きを止めることができます。すなわち、相手が『活動的で目障りだ』と思っているのです。引っ込み思案で面と向かって意見が言えないけど、プライドだけは高い人などが犯人だったりします。子供に多く、大人になると少ない理由がなんとなく解りますね。体操服を隠したりするのも同類です。

鞄(かばん)を隠した人
鞄の中には重要な物が入っている場合がほとんどです。犯人はそのことも理解した上で隠しています。あなたの財産的な鞄を奪うことで、致命的なダメージを与えたいと思っています。子供の場合は学習面で目障りだと思われています。大人の場合は社会的信用を奪おうという心理です。

携帯電話を隠した人
現代において、携帯電話は重要なコミュニケーションツールです。そのツールを隠すということは、あなたの行動を抑制して困らせたいという心理があります。特に犯人は交遊関係に不満をもっている可能性があります。あなたが交遊を深めることで苦しむ人が周りにいませんでしょうか?

【心理状態2】子供が親の物を隠すのは愛情が欲しい

身内、特に子供が何かを隠すときは注意が必要です。言葉では上手く伝えられないことを、「隠す」という行動で伝えようと必死になっている場合があります。お父さんが毎日会社に持って行く鞄を隠したら、それは「もっと遊んで欲しい」という心です。お母さんの腕時計が隠された時は「パートばかり行ってないでもっとかまって欲しい」という心理です。これは幼稚園から高校生まで何歳でもあり得る話です。子供が何でこれを隠したのだろうか?ということを考えると親として何をしてやれるかが分かると思いますよ?