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やたら飲み会をやりたがる上司の心理とは?

【心理状態1】ビジネススキルが低いので人情で部下を支配しようと考えている

日本のビジネスマンは「アフター5」と称して仕事後に部下を連れて飲み歩き、コミュニケーションの円滑化を図ろうとする人が大勢います。実はコレ、海外の会社や優秀なビジネスマン間ではありません。優秀なビジネスマンは「ビジネスの話はビジネスの時間帯に終わらす」という発想があります。言い換えると、コミュニケーションは常にとるべきで、飲まないと本音で話せないのはビジネスマンとして失格である。と考えています。

飲み会に誘いたがるのは古いタイプのビジネスマンに多いです。昔の日本は年功序列だった為、能力が低くても上司になってしまう機会が多くありました。優秀な仕事面を見せつけてリーダーシップを取れないけど、指示には従わせなくてはならない!という心理が、「人情に頼った支配」へと駆り立てるのです。自分でも少々やましい気持ちがあるので、仕事時間外のプライベートな時間に実施し「これは仕事じゃないからね」と自分にも相手にも言い聞かせている心理状態があります。ですので、やたらと飲みたがる上司は能力が低いと思って間違いないでしょう。飲みニケーションなどと言ってますが、それは好都合にネーミングできただけです。

【心理様態2】部下同士のコミュニケーションを円滑にしたいと思っている

優秀なビジネスマンも時には飲み会を開いたりします。ビジネスタイムには制限もあるし、言いたいこともなかなか言えない状況に滞る場合もあります。そんな時、パートナー同士の友情を深め、意思疎通を円滑にするために飲み会などを開きます。

お酒を呑むと理性も緩み、普段は言えないことも言えるようになるということを有効活用した方法です。上記が自分の為の飲み会であるのに対して、こちらは部下やビジネス進行の為という目的意識の違いがあります。ただ、この為に飲み会を頻繁に開催するのは管理職としてはやり方に問題があります。部下のプライベートタイムは無給ですので。

【心理状態3】自分の居心地を良くしようとしている

大人になってもルーズな人は大勢居ます。仕事よりも遊び、仕事の精度にはこだわらず、お給料がもらえるから居るだけ。そんな上司は飲み会などを頻繁に開いて「遊んでばかりでルーズな会社」という雰囲気を作ろうと必死になります。会社がルーズであれば、自分がルーズでもカメレオン効果で見分けがつかないだろうという心理です。こういう上司がいる会社はまず成長しません。